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2015年08月27日 |
ガラス戸の取替と襖の張替え工事を行いました。
年数のたった建具は立て付けが悪くなります。
戸車の劣化もあり、敷居と建具の隙間がなくなり、動かなくなることもよくあります。
今回はお客様のご希望で、ガラス戸ごと新しくしました。
ガラス戸交換のお客様のお家は、築年数もかなりたっており、柱や鴨居は傾いていました。
鴨居は構造材となっているので、交換できないので鴨居に合わせて建具を作ります。
敷居も付いているレールを取外して、アルミのバリアフリーレールをつけました。
既設のレールは凹凸のあるレールですが、このバリアフリーレールは敷居の上に直接取り付けることができて段差を気にせず、踏んでも痛くありません。
既設のレール
アルミのバリアフリーレール
ガラス戸のデザインは前に取替したガラス戸に合わせた格子にしました。
格子の間隔が違うのわかりますか?
うまく写真が撮れませんでしたが伝わりますか?
並びで見て綺麗に見えるようにしています。
ガラスもカタガラスで視線が気にならないようにしました。
前の建具は戸車が磨り減っていたり、割れていたので建具が下がって敷居とぶつかって動きが悪くなっていました。
おばあさんの力では動かない戸もありましたので、とても苦になっていたとおっしゃっていましたが、スムーズに動くようになり、部屋も明るくなったと喜んで頂けました。
脱衣室に手すりもつけました。
次は襖の張り替えです。
本体はそのまま使い、ふすまの紙だけ張り替えて、立付けの調整をします。
色つきの柄が少し入ったタイプを選んでいただきました。
爽やかで明るい雰囲気になりました。
建具や襖を変えるだけで部屋の雰囲気や空気が結構変わりますね。
ちなみに、先日は引戸に鍵をつけてほしいと依頼されましたので取付を行いました。
既設のガラス戸に中からも、外からも鍵をかけれるようにとのことでしたので、色々探してきました。
無事付きました。
建具の戸車などは消耗品なので、使っているうちに動きが悪くなったりガタガタ音がしたりするようになります。
そして、髪の毛やホコリが絡まっていることが多いです。
建具を上に持ち上げれば簡単に外すことができるので、一度掃除されることをおススメします。
重い場合はあまり無理されないようにしてください。
ご連絡頂ければ一緒に掃除させていただきます!!