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2015年08月20日 |
美濃町の現場です。
1階の手洗いの天板の一枚板を加工していきます。
材種は、『クリの木』を使います。
まず、板の長さをカットします。
小さくですが、ヒビが入っているので良いとこどりします。
表面はあまり反りなどなかったので、『のた』と私達は呼びますが、丸太の状態の皮などが残っているところを
削ります。
綺麗になったら一度ペーパーをかけて滑らかにします。
ペーパーの種類を変えながら、裏表かけます。
綺麗になったところで、設置するところに当てながら型取りします。
塗装した後であまりカットしたりすることは避けたいので、しっかり現場に合わせていきます。
カットしたら塗装になります。
水周りに使うので、ある程度撥水効果があって、木目も綺麗に出せるようにしたいので、家具塗装などに使われる塗装にします。
造作家具などを作るときにお世話になっている業者さんのところへお邪魔しました。
塗装や家具などのことを、私に色々教えてくださる方です。
今回の塗装も塗料の種類から、木の種類、接着のことまで細かく聞きながら行いました。
作業開始です。
まず、細かい割れを埋めていきます。
この工程を行わないと、塗装した後に割れているところだけ色が変わってしまうので、必ず行います。
そして塗料がのるように、またペーパーをかけます。
次は、色の調合です。
今の木の色は、明るいのでもう少し茶色くしていきます。
4色の塗料を混ぜて、濃さを調整していきます。
濃さと色味が決まったら、ウレタンを混ぜて刷毛で塗ります。
2回塗りして、濃さとつやをチェックします。
もう少し濃い目にとなったので、艶出しもかねて、スプレーガンで仕上ます。
刷毛よりも、艶がでました。
色もいい感じに仕上がりました。
乾いてから、現場に設置します。
あとは、陶芸家さんの作ったボールと、蛇口をつけて完了です!