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2015年08月04日 |
工事中の美濃町の現場に古い階段たんすがあります。
たんすのある部屋の床工事を行うため、移動します。
私は階段たんすを動かすのは初めてなので、ちょっと緊張でした!
移動前の階段たんすの状態です。
ぴったりキレイに納まっています。
古いですが、上り下りしても、きしむこともなく丈夫です。
上部から外していきますが、幅がぴったり納まりすぎて動かない!
梁にジャッキをかって、少しずつ動かします。
上部は二人で運べましたが、下部は大きい塊なので、皆で動かします。
引き出しも外して、持ち上げます。
裏の板や側面の板は、薄くてべリべりになっていました。
磨き工事と補修工事が必要になりますが、階段たんすは今なかなか大きいものは
見られないので、継続して利用します。
動かしたところから色々な年代物が出てきました。
昭和47年の新聞紙、昭和40年のコミックの別冊など、レトロなものがたくさんです。
お家の歴史を感じますね。
階段を移動したら、床下地を解体して組み直します。
根太の間隔は尺間(303mm)で、断熱材もしっかり入れます。
この部屋はワークショップとして使うので、床板も梁見せの天井に合うダークな色で、
表面もなぐり加工で凹凸があるものにしました。
いい感じの雰囲気がだせると思います!!