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2009年08月03日 | 建築クン 豆知識
最近『エコ(エコロジー)』って言葉をよく耳にしますよね。
車は、ハイブリットカーや電気自動車、家電では省エネ製品・エコポイント制度など、各業界でエコを考えた物作りが当たり前になっています。
住宅に関してもエコに対して積極的になってきています。
住宅にかかるお金も節約できますよ。
例えば、前にも書きました『エコキュート』や、『太陽光発電機』など色々な物があります。
光熱費節約になると言われてますね。
家自体だと『古民家再生』など言われています。
建てなおすよりも工事費用を抑えることができます。
『古民家再生』
日本に残る住宅で昭和初期(昭和20年くらい)に建てられた家は『古民家』と呼ばれています。
何十年も前に建てられた家だからこそ出る趣がありますよね。
古民家の主に構造材で支障がない所はそのまま残し、補修を加えたりして残す、廃材を使う事が古民家再生です。(移築再生というのもあります)
(写真は大正時代の家を工事した時のものです)
私は古民家大好きなんですが、見た目だけでなく100年近く家を支えてきた木材や、釘などの金物を使わない建築方式が歴史を感じさせるというか、当時の職人さんを尊敬するというか・・・。
何が言いたいのかよく分からなくなりましたが、私は興奮するくらい好きなんです!
今も存在する古民家は100年持つ建物と言われています。
確かに100年をとっくに過ぎている建物もたくさん残っていますね。
こういった古民家は
『危ないから取り壊す』のではなく、『活かせるものは残してまた利用する!』
『取り壊しの際に出る廃材などをまた利用する!』
というように、住人の思い出や歴史の詰まった建物を残す事、再生・利用することでエコに繋がるとされています。
リサイクル住宅・究極の住宅エコと言われているようです。
今の日本の建物は25年くらいで何らかの支障がでると言われています。
本物の木を使わず、無理矢理圧縮してくっつけたような細い柱で100年持つわけがない!
が私たちが感じることです。
私たちはそんな家は建てたくありません。
100年持つ家を造るのが基本だと思います。
25年しか持たない家なんて恐ろしい話ですよ。
再利用できるかできないか分からないような材料で建てていては、エコにはならないと思います。
古民家はちゃんと工事をすれば、また100年持つ住宅になると言われています。
補修工事ももちろん本物の木を使います。
やはり、昔ながらの建て方や本物の自然の木を使う事が一番だと思います!
(写真は6年ほど前に補強工事を行ったものです)
私たちも、自分たちで解体工事をすることが多いので、使えそうな材料などある場合は施主さんに
『これなんかで使う?』
と聞いたりしています。
また、お客様から
『これ前の家で使ってた材料なんやけど、どっかに使ってくれんかなあ』
と言っていただいたこともあります。
思い出に残る家を壊すのは、やっぱり何か寂しいですよね・・・。
少ししか説明できませんでしたので、また機会があれば詳しく書こうと思います。
太陽光発電についてもまた書きますので、ご覧になって下さい!
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