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2009年07月24日 | 建築クン 豆知識
夏の時期、特に活発に活動する『シロアリ』
家にシロアリがいると思うととても不安ですよね?
今日はシロアリについて書こうと思います。
木材を食糧としているシロアリは、現在日本には昔から生息しているシロアリが主に3種類、外国から木材と共に日本へ渡ってきた外来種のシロアリが主に2種類います。
日本に元々生息していたシロアリは地中から徐々に食い荒らす性質と言われていますが、最近テレビなどで特集されるくらい問題となっている外来種のシロアリは、飛来して食い荒らす性質のようです。しかも、日本のシロアリの2倍はあろうかというくらい体も大きく、被害も大きいです。
あと、一番厄介なのが、外来種は乾燥した木材にも被害を及ぼすのです。
飛来し、乾燥した木材も食べるとなれば、家の中のどこにいてもおかしくはないのです。
シロアリといえば、家の土台が食い荒らされるイメージがありますが、今は柱でも天井裏でも生息することが可能なんです!
私たちも頭を抱える問題です。
完璧に防ぐ方法がまだないのです。
(写真はシロアリ被害を受けた土台です)
シロアリを発見するのは早いにこしたことはありませんが、発見するのも駆除するのもなかなか大変です。
市販薬での駆除では十分とは言えないので、プロの業者さんに頼む方が良いと思います。
家の外回りや家の中に、シロアリが通る道筋(シロアリのフンなど)があったらまず100%その家にはシロアリがいる、もしくはすでに食い荒らされています。
木材は一切使っていない住宅はほとんどないと思います。
どの家もシロアリ被害を受ける可能性があります。
シロアリはちょっとした隙間でも侵入してきます!
(写真はシロアリ被害を受けた柱・畳寄せです。畳もボロボロでした)
いくら材料に防虫処理を施した物を使っても、防虫効果は一生ものではありません。
5年に1度くらいは防虫剤を家のまわり、床下・天井裏にまくことをおススメします。
私たちも家を建てる際、虫があまり好まない材料を使ったり、もちろん防虫・防腐剤を使います。
しかし、弊社は天然の木材を使うので、完成した時に見える木材(柱など)には塗る事ができません。
土台には必ず防腐剤を使い、基礎の立ち上げ部分とはパッキンをかって直に据えないようにしています。
おそらく、最近新しく建てた家はどのメーカーさんも基礎と土台の間に隙間をあけていると思います。
しかし、土台と基礎の間に隙間があるからと、『換気口』の数を減らしているところもあるようです。
(写真は換気口です)
換気口は基礎部分に設けるものなんですが、最低限の数だけ設けた場合と、ある程度の間隔で基準より多く設けた場合と、やはり違いがあると思います。
床下がジメジメしている所は、床下の換気がうまくされていないので、湿気がこもりやすくなっているのです。
これでは、シロアリの好む湿気の多い場所を作ってしまいます。
シロアリは風と光を嫌います。
シロアリ被害を防ぐ方法として、弊社では基礎を高く施工し、パッキンをかい、換気口も多く設けます。
もちろん防腐・防虫処理もできるだけしています。
そして、施工後の床下・天井裏の掃除は必ず行います。
その他にも、材料の性質で使う場所を決めるなど、対策をしております。
お客様にも、シロアリ対策を普段からして頂きたいと思います。
いくつか書かせて頂くので、参考にして下さいね。
・家の外回りに草や木などを置かない(花壇なども注意が必要です)
・換気口部分の前には物を置かない
・特に水回りは、換気を小まめにする
・タイルの割れや隙間などはなるべく早く修理する
・冬も活動するので、油断は禁物
・風や光を取り入れる
などです。
お客様の中には発見してとてもショックを受け、リフォームする事になったケースもあるのでお気を付け下さい。
まだまだ書きたい事があるのですが、今日はこの辺で・・・。
詳しい事や、点検を希望される方は、ご連絡ください。
施工エリア
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