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2009年07月07日 | ミヤキ職人
先日、木製窓をサッシ窓にリフォームしてきました。
ガラス窓、網戸は木製で見るからにかなり古い物でした。
初め見に行ったとき、ガラス窓を外すのに苦労しました。
網戸は外れませんでした。
お客様との会話です。
私 『なかなか外れませんね・・・』
お客様 『この建物は明治時代のものやからね』
私 『明治時代って、すごいですね。確かに天井もかなり黒くなっとるし、全体的に歪んでる?』
お客様 『柱も何もかもいがんでまっとるわ』
(※いがんでまっとる=歪んでいるということです)
私は、水平器でどれくらい斜めなのか計ってみました。
50センチの長さの水平器でしたが、この50センチの間ですでに、3センチ以上斜めでした。
柱も1センチ弱斜めでした。
お客様 『こんなにいがんでまっとるかあ・・・』
私 『思ったよりいがんでますね』
お客様 『窓が動かんわけやわ』
私 『さすが明治の建物ですね』
お客様 『直したいとこばっかやわ』
そして、下地工事をして、サッシ屋さんが持ってきたサッシはなんとかハマり、問題の窓枠の工事です。
サッシをはめてからだと、斜めなのがよくわかる・・・。
『近くにいると分からんけど、離れてみるとすごいな・・・。』
とお客様と話していました。
縦はパッと見わからないくらい。
上と下の隙間が・・・。
社長と考え、窓枠工事に取り掛かりました。
そして、なんとかして取り付けることができました。
終わったころは、あちこちから良い匂いがして、お腹がグーグーいってました。
お客様も
『お腹すいたやろ?』
と笑っていました。
お客様に
『良い風にしてくださった』
と言っていただけました。
つけたばかりなので、周りと色が違い浮いて見えますが、年が経つにつれて焼けて、だんだん茶色くなって、周りと馴染んでいきます。
さすが明治の家・・・。
手ごわい相手でした。
でも、古い時代の建物に触れるというのも私たちにとっては、すごく良い経験で、勉強できる大きなチャンスです。
急角度の階段が怖かったけど、楽しく作業させて頂きました。
施工エリア
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