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始めに、お客様の

敷地や建物の状況チェック、残す家財道具やお客様の

要望を細かく聞いて段取りなどの打ち合わせをします。

本宅には仏壇がありましたので、離れの和室を仏間をにすることになりました。

移動する離れも結構な年数が経っており、大きな仏壇を置けるスペースを作る事が必要でしたので、

補修工事を行いました。

和室２間と縁側、小屋裏の物置を補強しながらです。

・サッシ

木製雨戸付きガラス戸でしたので、雨戸付きアルミサッシに。

防犯性、防音性、断熱性も増しました。

・小屋裏

屋根瓦の下に伏せてある土が、２階の床に落ち、それが１階の天井に落ちていたので、

まず２階の既設の床を掃除し、合板べニアを敷きました。

隙間なく敷くことで、１階へ土が落ちる事を防ぎ、床のふわつきがなくなりました。

それと、小屋組みが見えている状態だったのですが、『小屋筋かい』を打って小屋束の補強をします。

・押入を仏間に

仏壇の奥行きが押入の奥行きより大きかったので、部屋側に垂れ壁をつけて押入の奥行を確保。

部屋側の天井や壁、床の収まり、建具のこともを考えながらの工事です。

　　　　　

・障子・襖

色があせていたり劣化がみられたので、張替えました。

・畳

１室はヘリありの畳、１室は琉球畳を入れました。

・壁

塗り壁も新しく漆喰に塗替えました。

・階段

昔の階段は勾配がきつく登りにくかったので、荷物を抱えて登れる勾配、広さをとり

２階の入口もすごく狭かったので、場所を替えてなるべく大きな入口を設けました。

　　　　　

・エアコン

エアコンがなかったのですが、お客様の要望でつけました。

本体が見えないようにとの希望がありましたので、壁の中に収めて隠すようにしました。

元々の雰囲気を壊さないように、吹き出し口のカバーも木目柄にしました。

お子様が離れの部屋に入ったり、廊下を夜歩くのが怖いと言っていましたが、

ガラス戸のガタガタ音がなくなったり、壁や障子が明るくなったことで、昼も夜も怖い雰囲気がなくなり恐怖感がかなりなくなったようです。

仏壇の移動も無事行う事ができました。